インフラファンドは太陽光発電所を取得して、売電による収益を分配する投資信託です。
東京証券取引所に上場されており、証券会社を通して簡単に購入することができます。
しかし、投資されている方も少なく、本当に利益を得ることができるかのか不安な方も多いと思います。
実際に投資されている方の状況を知りたいですよね。
先駆者の情報は参考になることも多いと思います。
私は2018年からインフラファンドに投資を始めました。
これまで、5銘柄に投資を行い、利回り6%以上の分配金を得ています。
2銘柄でTOBが行われ売却しましたが、売却益も出ました。
これまでの私の投資実績を紹介します。
- 証券会社で購入できるETF
- 高利回りと売却益もねらえる
- 分散投資の1つに最適
インフラファンドの買い方
コード | インフラファンド | 上場日 | 決算期 | 発電所数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
9281 | タカラレーベン・インフラ投資法人 | 2016/6/2 | 5月、11月 | 42(注) | 2023/2/1 上場廃止 |
9282 | いちごグリーンインフラ投資法人 | 2016/12/1 | 6月 | 15 | |
9283 | 日本再生可能エネルギー投資法人 | 2017/3/29 | 1月、7月 | 55(注) | 2022/8/22 上場廃止 |
9284 | カナディアン・ソーラーインフラ投資法⼈ | 2017/10/30 | 6月、12月 | 25 | |
9285 | 東京インフラ・エネルギー投資法人 | 2018/9/27 | 6月、12月 | 23 | |
9286 | エネクス・インフラ投資法人 | 2019/2/13 | 5月、11月 | 9 | |
9287 | ジャパン・インフラファンド投資法人 | 2020/2/20 | 5月、11月 | 45 |
注:上場廃止時点
インフラファンドは東京証券取引所に5銘柄が上場されています。(2023年2月1日時点)
直接、太陽光発電所を購入する場合に比べ
- 少額から投資可能
- 換金性が高い
- 管理などの手間がかからない
- 複数の発電所に分散投資が容易
- 利益のほとんどが還元される仕組み
など、様々なメリットがあります。
証券会社で購入する
インフラファンドは上場投資信託、いわゆるETFですので証券会社を通して購入します。
価格は需要に応じて変動しており、株式と同じように市場価格を見て購入することができます。
もちろん、指値や成行などの条件を指定して買うことも可能です。
一般NISAとの相性が良い
インフラファンドは一般NISA口座で購入することもできます。
一般NISAは、年間120万円まで最大5年間、売却益や配当などの利益が非課税になる制度です。
分配金の利回りが高く、価格が安定しているインフラファンドは、一般NISAの特徴を活かせる投資先の1つだと思います。
インフラファンドの投資実績
2023年2月10日時点の保有銘柄は
の3銘柄です。
2022年5月までは、下記の銘柄を保有していましたが、TOB(株式公開買い付け)を実施したため、売却しました。
現在の運用状況は、
- 取得金額:1,442,048円
- 評価額 :1,755,600円
- 予想分配金:110,980円/年
です。
分配金利回り約7.7%、含み益313,552円となります。
個別銘柄の投資実績は次の通りです。
タカラレーベン・インフラ
タカラレーベン・インフラ投資法人は、2016年6月に上場されたインフラファンド第1号です。
6年以上運用されてきましたが、2022年9月にTOB(株式公開買い付け)が行われ、2022年11月に成立しました。
今後、上場廃止になる予定ですが、これまで私が投資してきた状況を紹介します。
購入履歴
購入年月 | 購入数 | 購入単価 | 購入額合計 |
---|---|---|---|
2019年12月 | 2口 | 121,100円 | 242,200円 |
2021年3月 | 2口 | 118,100円 | 236,200円 |
2022年1月 | 2口 | 108,150円 | 216,300円 |
タカラレーベン・インフラ投資法人には、2019年から投資しており、購入額の合計は694,700円になります。
分配金履歴
決算期 | 保有数 | 分配金合計 | 年利回り |
---|---|---|---|
2020年5月期 | 2口 | 7,740円 | 6.4% |
2020年11月期 | 2口 | 7,024円 | 5.8% |
2021年5月期 | 4口 | 14,816円 | 6.2% |
2021年11月期 | 4口 | 13,800円 | 5.8% |
2022年5月期 | 6口 | 21,936円 | 6.3% |
これまで、合計65,316円の分配金を頂きました。
年利回りの平均は約6.1%です。
売却履歴
売却年月 | 売却数 | 売却単価 | 売却額合計 | 保有期間 |
---|---|---|---|---|
2022年9月 | 1口 | 126,200円 | 126,200円 | 34か月 |
2022年10月 | 1口 | 126,700円 | 126,700円 | 33か月 |
2022年11月 | 2口 | 126,800円 | 253,600円 | 20か月 |
2022年11月 | 2口 | 126,850円 | 253,700円 | 10か月 |
2022年9月にタカラレーベン・インフラ投資法人のTOB(株式公開買い付け)が発表されたため、順次、売却しました。
売却額の合計は、760,200円になります。
投資結果
- 購入額:694,700円
- 売却額:760,200円
- 分配金:65,316円
売却益は65,500円ですので、利益の合計(売却益+分配金)は130,816円となります。
投資額は694,700円、平均保有期間は21.2か月ですので、年利回り約10.7%で運用できたことになります。
日本再生可能エネルギーインフラ
日本再生可能エネルギー投資法人は2017年3月に上場されたインフラファンドです。
2022年6月にTOB(株式公開買い付け)が成立し、2022年8月に上場廃止となりました。
この銘柄にも投資していましたので、運用結果を紹介します。
購入履歴
購入年月 | 購入数 | 購入単価 | 購入額合計 |
---|---|---|---|
2019年8月 | 4口 | 94,700円 | 378,800円 |
2019年12月 | 2口 | 104,400円 | 208,800円 |
日本再生可能エネルギー投資法人には、2019年から投資しており、購入額の合計は587,600円になります。
分配金履歴
決算期 | 保有数 | 分配金合計 | 年利回り |
---|---|---|---|
2020年1月期 | 6口 | 19,638円 | 6.7% |
2020年7月期 | 6口 | 19,200円 | 6.5% |
2021年1月期 | 6口 | 19,200円 | 6.5% |
2021年7月期 | 6口 | 19,200円 | 6.5% |
2022年1月期 | 6口 | 19,200円 | 6.5% |
合計96,438円の分配金を頂きました。
年利回りの平均は約6.6%です。
売却履歴
売却年月 | 売却数 | 売却単価 | 売却額合計 | 保有期間 |
---|---|---|---|---|
2022年5月 | 1口 | 114,200円 | 114,200円 | 34か月 |
2022年6月 | 3口 | 115,033円 | 345,100円 | 33か月 |
2022年6月 | 2口 | 114,900円 | 229,800円 | 30か月 |
2022年5月に日本再生可能エネルギー投資法人のTOB(株式公開買い付け)が発表されたため、順次、売却しました。
売却額の合計は、689,100円になります。
投資結果
- 購入額:587,600円
- 売却額:689,100円
- 分配金:96,438円
売却益は101,500円でした、利益の合計(売却益+分配金)は197,938円になります。
投資額は587,600円、平均保有期間は32.7か月ですので、年利回り約12.4%で運用できました。
カナディアン・ソーラーインフラ
カナディアン・ソーラーインフラ投資法人は2017年10月に上場されたインフラファンドです。
現在も上場されており、私の主力のインデックスファンド投資先になります。(2022年11月時点)
運用状況を紹介します。
購入履歴
購入年月 | 購入数 | 購入単価 | 購入額合計 |
---|---|---|---|
2018年1月 | 4口 | 100,800円 | 403,200円 |
2018年2月 | 2口 | 99,500円 | 199,000円 |
2018年5月 | 2口 | 104,700円 | 209,400円 |
2019年4月 | 1口 | 100,200円 | 100,200円 |
2019年5月 | 1口 | 100,800円 | 100,800円 |
カナディアン・ソーラーインフラ投資法人には、2018年から投資しており、購入額の合計は1,012,600円です。
分配金履歴
決算期 | 保有数 | 分配金合計 | 年利回り |
---|---|---|---|
2018年6月期 | 8口 | 18,800円 | 4.6% |
2018年12月期 | 8口 | 28,800円 | 7.1% |
2019年6月期 | 10口 | 36,500円 | 7.2% |
2019年12月期 | 10口 | 36,500円 | 7.2% |
2020年6月期 | 10口 | 37,000円 | 7.3% |
2020年12月期 | 10口 | 37,000円 | 7.3% |
2021年6月期 | 10口 | 37,000円 | 7.3% |
2021年12月期 | 10口 | 37,500円 | 7.4% |
2022年6月期 | 10口 | 39,030円 | 7.7% |
これまでの合計で308,130円の分配金を頂いています。
分配金の年利回りの平均は約7%です。
エネクス・インフラ
エネクス・インフラ投資法人は2019年2月に上場されたインフラファンドです。
将来、太陽光以外の風力や水力発電所を保有する可能性があり、分散の1つとして投資しています。
運用状況を紹介します。
購入履歴
購入年月 | 購入数 | 購入単価 | 購入額合計 |
---|---|---|---|
2019年3月 | 2口 | 84,600円 | 169,200円 |
2021年1月 | 2口 | 88,500円 | 177,000円 |
エネクス・インフラ投資法人には、2019年から投資しており、購入額の合計は346,200円です。
分配金履歴
決算期 | 保有数 | 分配金合計 | 年利回り |
---|---|---|---|
2019年11月期 | 2口 | 11,960円 | 7.1% |
2020年11月期 | 2口 | 12,000円 | 7.1% |
2021年11月期 | 4口 | 24,000円 | 6.9% |
2022年5月期 | 4口 | 12,120円(注) | 7.0% |
(注)エネクス・インフラ投資法人は、2021年まで年1回の11月決算でしたが、2022年から5月と11月の年2回決算となっています。
これまでに、60,080円の分配金を頂きました。
分配金の平均利回りは約7%です。
ジャパン・インフラ
ジャパン・インフラファンド投資法人は2020年2月に上場された、一番新しいインフラファンドです。
大手商社の丸紅とみずほ銀行がスポンサーで信用力が高く、今後の成長が期待されています。
タカラレーベンと日本再生可能エネルギーが上場廃止となったため、新たに投資対象に加えました。
購入履歴
購入年月 | 購入数 | 購入単価 | 購入額合計 |
---|---|---|---|
2022年11月 | 1口 | 88,529円 | 88,529円 |
2021年1月 | 2口 | 90,800円 | 90,800円 |
購入額の合計は179,329円です。
高配当投資の1つとして最適
インフラファンドの買い方の例として、私の投資実績を紹介しました。
2018年から投資していますが、今のところ安定した分配金を得ています。
2022年は2銘柄でTOBが実施され売却を余儀なくされましたが、購入時より高い価格で売却でき、含み益も得ました。
インフラファンドは、高配当投資や分散投資の1つとして最適ではないでしょうか。
今後も投資を続け、資産運用していきたいと思います。
以上、参考になれば幸いです。
インフラファンドについての詳細はこちら。
【インフラファンドとは】投資対象や仕組みをわかりやすく解説