高配当株ポートフォリオの作り方(日本株)銘柄数、業種(セクター)など

7つの高配当ETFのポートフォリオを分析日本株(高配当株)

株式投資では、銘柄や業種(セクター)の組み合わせのことをポートフォリオと呼んでいます。

高配当株で安定的な配当収入を得る場合、複数の銘柄に分散してポートフォリオを作るのが大切です。

でも、

  • どのくらいの銘柄数が必要か
  • いくつの業種(セクター)に分散するか
  • どんな業種(セクター)が必要か

など、悩む方も多いと思います。

ひろに
ひろに

私の高配当株は20銘柄で10業種に分散されています。

まだまだ、少ないとは思っていますが、適正な銘柄数というものがあるのでしょうか。

業種(セクター)の数や種類についても知りたいですよね。

東京証券取引所に上場されている高配当ETFのポートフォリオをもとに、日本の高配当株投資で必要な銘柄数や業種などを考察してみます。

・まずは23銘柄以上
・12業種以上に分散
・卸売、銀行、情報通信が必要

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日本の高配当ETF

高配当株ポートフォリオ相談
証券
コード
ETF名称
(略称)
銘柄選定概要純資産総額分配金
利回り
1478iSMSCI高配当中・大型株で配当継続性や配当性向、財務基準を満たし、
MSCIジャパン指数の配当利回りの130%超える銘柄
538億円2.36%
1489NF日経高配当50⽇経平均構成銘柄(225銘柄)のうち
配当利回りの⾼い50銘柄
392億円3.43%
1494One・高配当日本株東証一部上場の時価総額500億以上、一定の流動性を持ち
過去10年以上増配または配当を維持する銘柄
196億円3.39%
1577NF日本株高配当70今期の予想配当利回りが高い日本株70銘柄
過去3年間に経常利益がマイナスの銘柄を除外
777億円3.19%
1651大和高配当40TOPIX100(大型株)の中から
直近1年間の配当実績が高い40銘柄
245億円2.74%
1698上場配当TOPIX1000及び東証REIT指数の銘柄(3,6,9,12月決算)
のうち、時価総額、予想配当利回りの上位100銘柄
104億円2.86%
2564GXスーパーディビMSCI Japan IMI Index(時価総額400億円以上の株や
J-REIT)から流動性や配当継続性を考慮して25銘柄を選定
199億円3.78%

(2022年3月31日時点)

日本取引所グループ(JPX)のETF銘柄一覧から高配当の日本株に投資するETFを選んでみました。

全部で7つの高配当ETFが上場されています。

それぞれのETFは、主に中大型株の中から増配や配当実績、継続性などを考慮して、銘柄が選定されています。

  • 1698 上場配当
  • 2564 GXスーパーディビ

の構成銘柄の中にJ-REITも含まれていますね。

必要な銘柄数

日本の高配当ETFは、どの位の銘柄数で構成されているのでしょうか。

それぞれのETFの請求目論見書に個別の投資先が記載されていますので、調べてみました。

高配当ETFの構成銘柄数

証券
コード
ETF名称
(略称)
構成銘柄数
(株)
構成銘柄数
(J-REIT)
参照した
請求目論見書
1478iSMSCI高配当482022年5月10日
1489NF日経高配当50482022年6月30日
1494One・高配当日本株332022年7月9日
1577NF日本株高配当70702022年6月30日
1651大和高配当40402022年11月3日
1698上場配当90102022年10月8日
2564GXスーパーディビ2322022年10月18日

高配当ETFの構成銘柄数は、23~90銘柄(J-REITを除く)です。

平均すると1つのETFあたり、約50銘柄になります。

個人投資家が目指す銘柄数

ETFは多くの投資家から資金を集めるため、多数の銘柄に分散投資できます。

しかし、個人投資家は資金力に限界がありますので、ETFのように多くの銘柄に分散することが難しいですよね。

  • 高配当株ETFの最低銘柄数は23
  • 5つのETFで50銘柄以下

を考えると、個人投資家が高配当株ポートフォリオを組む場合には、23~50銘柄で揃えるのが良いのではないでしょうか。

必要な業種(セクター)

建設現場、倉庫

企業には様々な業種があります。

農林水産業や建設業、サービス業など、様々。

株式投資を行う場合には、一般的に東証株価指数33業種で考えて行きます。

<東証株価指数33業種>

水産・農林業鉱業建設業食料品繊維製品
パルプ・紙化学医薬品石油・石炭製品ゴム製品
ガラス・土石製品鉄鋼非鉄金属金属製品機械
電気機器輸送用機器  精密機器その他製品電気・ガス業  
陸運業海運業空運業倉庫・運輸関連業情報・通信業
卸売業小売業銀行業証券・商品先物取引業保険業
その他金融業不動産業サービス業  

法律や規制の変更、経済状況などは業種単位で影響を受けることも多く、安定したポートフォリオを築くためには、業種を分散することが大切です。

高配当ETFの業種(セクタ)数

証券
コード
ETF名称
(略称)
構成業種
(セクター)数
参照した
請求目論見書
1478iSMSCI高配当142022年5月10日
1489NF日経高配当50192022年6月30日
1494One・高配当日本株192022年7月9日
1577NF日本株高配当70212022年6月30日
1651大和高配当40182022年11月3日
1698上場配当272022年10月8日
2564GXスーパーディビ122022年10月18日

7つの高配当ETFの構成業種(セクター)数は、12~27業種です。

平均すると1つのETFあたり、約19業種(セクター)になります。

高配当ETFの業種(セクター)比率

7つの高配当ETFの業種(セクター)構成比率を調べてみました。

1478-iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETFのセクター構成比率
1489-NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信のセクター構成比率
1494-One ETF高配当日本株のセクター構成比率
1577-日本株高配当70連動型上場投信のセクター構成比率
1651-ダイワ上場投信-TOPIX高配当40指数のセクター構成比率
1698-上場インデックスファンド日本高配当のセクター構成比率
2564-グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式 ETFのセクター構成比率

7つの高配当株ETFの中で構成比率の高い業種は、次の3つ。

  • 卸売業
  • 銀行業
  • 情報通信業

卸売業は、伊藤忠商事や三井物産などの総合商社が中心です。

銀行業は、5つのETFで構成比率が2位以内となっており、高配当株ポートフォリオでは必須の業種(セクター)と言えます。

情報通信業は、NTTやKDDIなどがあり、景気に左右されにくく増配も期待できる業種ですね。

個人投資家が選ぶ業種(セクター)

銀行、通信

多額の資金を運用するETFであれば、多くの業種(セクター)に分散して、リスク低減することが可能です。

しかし、個人投資家には限界がありますので、少し効率化を図る必要があります。

業種(セクター)の分散については

  • 最も少ない高配当株ETFは12業種
  • 5つのETFで20業種以下

を考えると、個人投資家が高配当株ポートフォリオを組む場合には、12~20業種(セクター)に分散するが良いと思います。

必要な業種(セクター)は、卸売業、銀行業、情報通信業に加え、

  • 保険業
  • 建設業
  • 化学

なども、高配当ETFでの構成比率が大きい業種です。

なお、銀行業などの金融系は、金利が上昇すると利益が増えます。

一方、他の業種では、金利が上昇すると借入金の利息が増えるため、利益が下がります。

そのため、金融系と他の業種の利益は金利の変動に対し逆の動きをします。

これを逆相関があるといいます。

金利は景気に応じて変化するため、逆相関がある業種を組み合わせると景気変動に強いポートフォリオを作ることができますね。

金融系の業種をうまく組み合わせて、業種(セクター)分散を図ると良いと思います。

高配当株ポートフォリオの作り方

高配当株ポートフォリオ(日本株)の作り方
  • 23~50銘柄で構成
  • 12~20業種(セクター)に分散
  • 卸売、銀行、情報通信業を入れる

日本の高配当株ETFのポートフォリオを参考にして、高配当株ポートフォリオの作り方を考察しました。

銘柄数は最低23銘柄、目標は50銘柄です。

業種(セクター)は、12~20業種で分散します。

卸売業、銀行業、情報通信業が必須で、保険業や建設業、化学などのセクターからも銘柄を選ぶと良いでしょう。

高配当株は、購入タイミングもありますので、少しづつ増やしていきたいですね。

以上、参考になれば幸いです。



各セクターの高配当株の探し方を紹介しています。
【高配当株の探し方】卸売業のセクター(業種)で銘柄を選ぶ

【高配当株の探し方】銀行業のセクター(業種)で銘柄を選ぶ

【高配当株の探し方】情報通信業のセクター(業種)で銘柄を選ぶ



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