【高配当株の選び方】長期に渡り配当収入を得られる銘柄をさがす | ひろにの投資計画

【高配当株の選び方】長期に渡り配当収入を得られる銘柄をさがす

高配当株の探し方日本株(高配当株)

日本の高配当株に投資して、毎年、配当をもらい生活する。

配当収入は誰もがあこがれる不労所得ですよね。

最近は、米国株投資も人気ですが、日本株は

  • 為替リスクが無い
  • 配当控除がある
  • 企業の情報が得られやすい

などのメリットもあり、日本で生活するなら考えておきたい投資先の1つです。

ひろに
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でも、銘柄選びは難しいですよね。

せっかく高配当株に投資しても

  • 減配して配当が無くなる
  • 株価が下がり含み損

など、銘柄選びに失敗すると長期で収入が得られなくなります。

個別銘柄を選ぶ投資は、財務状況や将来性など様々な指標を考慮する必要があり難しい。

ネット上には色々な情報があり、何が良いのか迷います。

そんな中、私が高配当株投資を8年以上行い、やっと、たどり着いた選び方を紹介します。

私の投資実績はこちらで紹介しています。
株、投資信託の運用実績

  • 売上、利益が右肩上がり
  • 減配しない企業
  • 将来性も考える
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高配当株をスクリーニング

企業を選ぶ

日本で上場している株式は、3000銘柄以上ありますので、1つ1つ調べるのは大変です。

ある程度、数を絞ってから詳細を見ていくのが良いと思いますが、何で絞ると良いのでしょうか。

検討対象を数十銘柄に絞る方法を見てみます。

銘柄を絞ることをスクリーニングと言います。
各証券会社のWebサイトにスクリーニングができるページがあります。

利回りで絞る

高配当株とは利回りの高い株のことを言います。

高配当株への投資ですから、まず、利回りの高い銘柄を選ぶ必要があります。

どの位の利回りなら高配当と言えるのでしょうか。

参考として、日本の高配当株ETFの利回りを調べてみました。

コード高配当株ETF純資産総額分配金利回り
1489NF日経高配当50392億円3.43%
1478iSMSCI高配当538億円2.36%
1494One・高配当日本株196億円3.39%
1577NF日本株高配当70777億円3.19%
1651ダイワX高配当40245億円2.74%
1698上場配当104億円2.86%
2564GXスーパーディビ199億円3.78%

引用元:日本証券取引所グループHPより(2022年3月31日時点)

7つの高配当株ETFの平均利回りは、約3.1%です。

概ね3%以上の利回りがあれば、高配当株と言えるのではないでしょうか。

実際の購入時には、もう少し高い利回りを狙いたいところですが、増配する可能性も考えて、まずは、利回り3%以上で絞るのが良いと思います。

時価総額で絞る

種類条件時価総額(概算)
大型株時価総額上位100社1.5兆円以上
中型株時価総額上位101~500社2000億円以上
小型株時価総額上位501社~2000億円以下

(2022年5月29日時点)

株式は、時価総額の規模により、大型株、中型株、小型株に分類されます。

時価総額は、「株価」×「株式発行数」で計算され、上位100社を大型株、101~500社を中型株、それ以外は小型株となります。

大型株は
  • 知名度があり情報が豊富
  • 高配当、低成長の企業が多い
  • 多くの投資家の評価により市場価格が適正

という特徴があり、安定した企業が多いです。

小型株は
  • 数が多く、優劣が混在している。
  • 企業情報が少なく割安な放置銘柄もある
  • 流動性が低く、値動きも激しい

という特徴があり、小型になるほど、この傾向が強くなります。

どこまでの小型株を取り込むかは、個人の考え方によるため、正解はありません。

1つの目安としては、1000億円以上で絞るのが良いと考えています。

なぜなら、1000億円以上は、東京証券取引所のプライム市場の上場基準だからです。

利回り3%以上、時価総額1000億以上でスクリーニングすると約300の企業を抽出することが出来ます。(2022年5月末時点)

まずは、ここから銘柄を選定し、ある程度のポートフォリオが完成したら、さらに小さい小型株を検討するのが良いと思います。

業種で絞る

高配当株投資は、複数の銘柄に分散するのが基本です。

銘柄も分散しますが、業種も分散しなくてはなりません。

業種ごとに企業の特徴が変わりますので、業種単位で銘柄を選定するのが良いと思います。

<東証株価指数の33業種>

水産・農林業鉱業建設業食料品繊維製品
パルプ・紙化学医薬品石油・石炭製品ゴム製品
ガラス・土石製品鉄鋼非鉄金属金属製品機械
電気機器輸送用機器   精密機器その他製品電気・ガス業
陸運業海運業空運業倉庫・運輸関連業情報・通信業   
卸売業小売業銀行業証券、商品先物取引業保険業
その他金融業不動産業サービス業   

東京証券取引所の区分は33業種に分かれています。

利回り3%以上、時価総額1000億以上で抽出すると、各業種で0~40銘柄に絞ることが出来ます。

7~12業種を選び、それぞれの業種で高配当株を探しましょう。

高配当株投資で組み入れられて代表的な業種は

  • 銀行業
  • 情報・通信業
  • 卸売業

の3つです。

まずは、これらの業種で高配当株を選定し、サービス業や保険業、その他金融業などに広げて行くと良いと思います。

高配当株投資の業種は、次の記事でも解説しています。
高配当株ポートフォリオの作り方(日本株)銘柄数、セクター(業種)など

財務状況を確認する

財務状況の確認

スクリーニングにより、銘柄数が絞れたら、次は、企業の財務状況を確認します。

財務状況は、直近の状況が良いかでは無く、過去からの推移を見ていきます。

成長を続け、配当の余力があり、株主還元に積極的な企業が高配当株投資には最適です。

利益が右肩上がり

企業の財務状況を判断する場合、営業利益率や1株純利益率(EPS)を見る場合も多いのですが、これらは基準が不明確です。

利益率は業種により基準が違い、単純に比較しても、正確な財務状況を判断することはできません。

企業にとって大切なことは、常に成長し続けることであり、これにより、安定した配当や物価上昇に負けない増配をもたらします。

ですので、財務状況の確認は、過去の推移を見て、成長しているかを確認します。

具体的には

  • 営業収益
  • 営業利益
  • 1株純利益(EPS)

が右肩上がりで推移している企業を選びます。

きれいな右肩上がりが一番良いですが、多少増減があっても、営業収益や利益の5年成長率や10年成長率がプラスの企業を選びましょう。

KDDIの利益推移

引用元:IR_BANKのデータをもとに作成

KDDI(9433)の営業収益や利益の推移を示したグラフです。

KDDIは高配当株投資で、必ず出てくる優良企業ですが、きれいな右肩上がりになっていますね。

配当性向が低い

配当性向は、利益をどの程度、配当に回しているかを示す指標です。

企業は利益を株主への配当に当てるか、更なる成長のために投資に使うかを決めています。

配当性向が低い企業は、配当は少なくなりますが、成長の為に利益を使っているため、増配の可能性が高く、良い企業です。

逆に配当性向が高い場合は、成長性が小さく、配当を増やす余力も無いということになります。

一時的な要因を除いて、配当性向が50%以下で推移している企業を選ぶと良いでしょう。

配当が増えている

高配当株の魅力の1つは、購入後の増配により、利回りが上がっていくことです。

配当を増やすかどうかは、業績の他、企業の配当方針によっても異なります。

日本企業の配当方針は、大きく2つ、

  • 業績に応じて、配当を増減させる企業
  • 業績に多少変化が合っても減配しない企業

業績に応じた配当を出す企業は、財務に忠実な企業であり、経営的には良いと思います。

しかし、株主は、業績の変化を企業側で吸収して、配当を減らさない企業を選びたいのが本音ですよね。

世の中には減配しないこと(累進配当)を明言している企業もあります。

このような企業の株主は、安定した配当を受け取ることができます。

累進配当を明言している企業例
  • 伊藤忠商事(8001)
  • 三井物産(8031)
  • 三菱商事(8058)
  • 三井住友FG(8316)
    (2022年5月時点)

明言しなくとも、過去の配当状況を確認し、減配が無い企業を選ぶと良いでしょう。

なお、配当の推移を確認する場合は、

  • 記念配(創立記念など特別な配当)
  • 特需による一時的な配当

などの特別な要因を省いて考えるのが基本です。

将来性を確認する

将来性の確認

配当利回りが高く、財務状況も良い銘柄が選定できたら、最後に将来性を確認します。

企業はどんな事業で収益を上げているのか。

その事業で収益を継続、拡大させることが可能かを判断します。

事業内容を見る

企業の事業内容や将来計画を確認する場合、直近の決算説明資料を見ると良いでしょう。

まず、どのような事業で収益を上げているか、事業セグメントを確認します。

大きな企業は複数の事業があり、イメージとは違う事業で収益を上げている場合もあります。

例えば、オリックス株式会社(8591)の事業セグメントは次の通りです。

Noセグメント詳細
法人営業・メンテナンスリース自動車や電子計測器・ICT機器などのリースやレンタル
不動産業開発・賃貸・管理
事業投資IT、物流、レンタル、酪農、ヘルスケア企業への投資
環境エネルギー再生可能エネルギービジネス
保険オリックス生命
銀行・クレジットオリックス銀行
輸送機器航空機リース
ORIX USAクレジット、不動産及び事業投資
ORIX Rurope株式・債券や再生可能エネルギー等ファンド運用
10アジア・豪州金融・投資

オリックスの事業は、リース事業、金融サービス、環境エネルギーなど多岐にわたります。

決算説明資料を見て、

  • どんな事業を行っているか
  • 今後、どの方向に進む方針か
  • 世の中の潮流に合っているか

を確認し、将来性を判断しましょう。

ESG(環境、社会、ガバナンス)や少子高齢化、ITなど、社会の変化に沿った事業を行う企業を選ぶことが大切です。

海外展開を見る

日本の人口は将来に渡り減少していきます。

成長する企業は成長している国で事業を行うことが必須であり、海外展開はかかせません。

また、複数の国で事業を行うことは、国際分散にもなり、リスクを抑える効果があります。

  • 経済大国の米国、中国
  • 成長が期待されるアジア諸国
  • 人口増加率の高いアフリカ諸国

など、成長している国へ事業を展開している企業は、将来の成長が期待できます。

高配当株の選び方

高配当株の選び方
  • 利回り・業種・規模でスクリーニング
  • 利益や配当が右肩上がり、配当性向も低い
  • 事業内容や海外展開で将来性を図る

高配当株の選び方を解説しました。

利回り3%以上、時価総額1000億以上で7~12業種を選び銘柄を抽出する。

過去の財務状況を確認して、利益や配当が増えており、配当性向が50%以下の銘柄を選ぶ。

直近の決算資料を見て、事業内容や海外展開など、世の中の流れに合った銘柄に決める。

これらの選び方を実践し、50~60銘柄で、高配当株ポートフォリオを構成すれば、安定した不労所得を得られると思います。

私もまだまだ、道半ばですが、タイミングを見て少しずつ銘柄を増やしていきたいと思います。

以上、参考になれば幸いです。


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