【様々な価値を提供】いちごグリーンインフラ投資法人(9282)とは

【投資主へ様々な価値提供】いちごグリーンインフラ投資法人(9282)とは インフラファンド

※当記事はプロモーションを含みます。

インフラファンドは6銘柄が上場されています。(2022年10月時点)

現状では全て太陽光発電設備に投資するファンドですが、6銘柄それぞれに特徴があります。

  • 利益を追及していくファンド
  • 規模を拡大していくファンド
  • 厳選した投資を行っていくファンド

など、様々な特徴がありますよね。

すべて、投資主への利益につなげることが目的ですが、主に金銭的な利益を目指しています。

ひろに
ひろに

金銭的な利益以外にも価値提供を行うインフラファンドはないのでしょうか。

いちごグリーンインフラ投資法人は、投資主優待や太陽光発電設備のリアルタイム情報の公開など、利益以外の価値提供を行っています。

また、

  • 増加率の高い賃料スキーム
  • 減価償却費を積極的に還元

など、太陽光発電から得られる収益も最大限に還元することを目指したファンドです。

2018年からインフラファンドに投資している筆者が、いちごグリーンインフラ投資法人について紹介します。

本記事は、いちごグリーンインフラ投資法人の2022年6月期 決算説明資料をもとに記載しています。

  • 売電価格の高い発電所のみで運用
  • インフラファンドで唯一の株主優待
  • 2027年以降の動向に注目
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いちごグリーンインフラの基本情報

項目内容備考
上場日2016年12月1日
決算月6月年1回
保有太陽光発電所数15第5位
パネル出力の合計約29.4MW第6位
平均買取価格38.7円第1位
格付
スポンサーいちごJリーグの
トップパートナー

(2022年10月7日時点)

いちごグリーンインフラ投資法人は、インフラファンド6銘柄中で2番目に上場されたファンドです。

上場後の2017年7月に2つの発電所を取得した後は、資産の増加は無く、インフラファンドの中では最も規模が小さいファンドとなります。

しかしながら、固定買取価格(FIT)の高い発電所で運用されているため、平均買取価格(売電価格)はインフラファンドの中で最も高くなっています。

上場来の投資口価格の推移は次の通りです。

いちごグリーンインフラ投資法人の投資口価格の推移

(TradingView提供のチャート)

2022年10月7日時点で

  • 投資口価格:71,200円
  • 予想分配金利回り:5.75%

となっています。

投資口価格は2018年以降、概ね56,000円~72,000円の間で推移しており、コロナショック時でもこのレンジから外れることはありませんでした。

そういう意味では、安定した値動きと言えます。

62,000円±13%で値動きする銘柄と考えると、現在は少し割高かもしれません。

いちごグリーンインフラの特徴

いちごグリーンインフラ投資法人は、収益性の高い発電所を運用し、投資主への還元を第一に考えているファンドです。

資産運用以外にも投資主のための価値提供を積極的に行っています。

いちごグリーンインフラ投資法人の特徴を見てみましょう。

増加率の高い賃料スキーム

いちごグリーンインフラ投資法人の賃料スキーム

インフラファンドは太陽光発電所を資産運用会社に賃貸し、太陽光発電の売電収入をもとにした賃料を得ることにより収益をあげています。

賃料は、基本賃料と実績連動賃料からなり、

  • 基本賃料:最低限保証される賃料
  • 実績連動賃料:予想発電量を上回った時の割り増し

となります。

いちごグリーンインフラ投資法人の実績連動賃料は、運営管理費を除く売電収入の100%を投資法人に支払う契約です。

これは、インフラファンドの中でも最も増加率の高い賃料スキームとなっており、予想を上回る売電収入が得られた場合には大きな収益をあげることができます。

各インフラファンドの賃料スキームについてはこちらの記事で解説しています。
【インフラファンド】賃料スキームの比較

減価償却費を積極的に還元

減価償却費の分配

いちごグリーンインフラ投資法人は財務方針として

「減価償却費の40%に相当する金額を目途として、利益を超えた金銭の分配を行う。」

を掲げています。

減価償却費は会計上の費用ですが、実際の支払いを生じないため資産を増加させます。

この資産は投資主に分配することができ、通常の太陽光発電による利益と別に、利益超過分配金として支払われます。

いちごグリーンインフラ投資法人は、インフラファンドの中で唯一、明確に目標を定めて、減価償却費を還元する方針を打ち出しています。

保有する太陽光発電所から得られる収入を最大限に投資主に還元するファンドと言えますね。

利益超過分配金についてはこちらの記事で解説しています。
【インフラファンド】利益超過分配金とは、取得単価により損得が変化する

北海道と沖縄を中心とした地域分散

いちごグリーンインフラ投資法人の太陽光発電所の地域比率

いちごグリーンインフラ投資法人は北海道と沖縄に約30%づつの太陽光発電所を保有しています。

沖縄は九州電力では無く、沖縄電力の管轄です。

九州電力管内は太陽光発電所が多く、一時的に発電を停止させる「出力制御」が行われていますが、沖縄電力管内は、まだ余裕があります。

沖縄県に太陽光発電所を保有しているインフラファンドは、いちごグリーンインフラ投資法人のみであり、目の付け所が良いのではないでしょうか。

出力制御についてはこちら記事で解説しています。
【インフラファンド】九州電力の出力制御の影響について

投資主優待制度

サッカー観戦

いちごグリーンインフラ投資法人のスポンサーである「いちご」はJリーグのトップパートナーとなっています。

このスポンサー力を活かし、インフラファンドの中で、唯一、投資主優待を実施しています。

株主優待制度
  • 優待対象者:各期末または半期末の時点で投資主名簿に記載のある投資主
  • 優待内容:Jリーグ全試合の中から抽選で観戦チケットがもらえる(注)

注:・J1、J2、J3の年間約1,000試合が対象
  ・1日のJ1、J2、J3の各1試合に応募可能
  ・観戦チケットは家族などへプレゼント可

サッカーファンには嬉しい制度ですね。

太陽光発電所のリアルタイム情報

太陽光発電所の管理

いちごグリーンインフラ投資法人では資産運用の透明性を図るため、保有する太陽光発電所の状況をリヤルタイムで公開しています。

公開されている情報は
  • 今日の発電量
  • 今日のCO2削減量
  • ライブカメラによる現地の様子

です。(リアルタイム情報の詳細

リアルタイムの情報を公開できるということは、きちんと管理されていることの証明にもなり、投資主は安心ですね。

今後の動向、将来性

いちごグリーンインフラ投資法人の分配金推移

いちごグリーンインフラ投資法人は、2026年6月期までの長期にわたり予想分配金を公表しています。

長期の予想を公表するということは、現在の資産をそのまま運用していくと予想されます。

現在の運用を続けて行くと、いちごグリーンインフラ投資法人は

  • 2027年6月期に借入金の返済期限
  • 2033年より固定価格買取制度が順次終了

が待っています。

投資を検討する場合は2027年以降の動向を考慮の上、判断されるのが良いと思います。

以上、参考になれば幸いです。

日本再生可能エネルギー投資法人についても記事を書いています。
【リスク最小】日本再生可能エネルギー投資法人(9283)の魅力