【実際に比較】新興国株式ファンドはeMAXIS SlimとSBIのどっちが良いか | ひろにの投資計画

【実際に比較】新興国株式ファンドはeMAXIS SlimとSBIのどっちが良いか

【実際に比較】新興国株式インデックスファンドはeMAXIS SlimとSBIのどっちが良いか外国株(インデックス)

新興国株式インデックスファンドは、今後、高い経済成長が見込まれる国々に投資するファンドです。

現状では、中国、台湾をメインとして、20か国以上の国や地域に投資されています。

分散投資の一つとして、また、将来の高い経済成長を期待して投資される方も多いのではないでしょうか。

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インデックスファンドを選ぶ場合には、運用コスト(信託報酬)の低いものを選びましょう。

2022年4月時点で信託報酬が0.2%以下の新興国株式インデックスファンドは、次の2つです。

  • eMAXIS Slim新興国株式インデックス
  • SBI新興国株式インデックスファンド

どちらが良いのでしょうか。

どちらも運用コストの低いファンドですが投資先の国や地域の比率に少し違いがあります。

特徴的な違いは、eMAXIS Slimは韓国に投資しますが、SBIは韓国を含まないことです。

この違いは運用成績にどのような影響を与えるのでしょうか。

両方に積立投資を行っている筆者が、2つの新興国株式インデックスファンドについて紹介します。

  • eMAXISは韓国有り、SBIは無し
  • 人気はeMAXIS slim
  • 運用コストはSBIが優秀
  • 私が投資した結果はSBI
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新興国株式インデックスファンド違い

新興国とは、先進国に対し、現在の経済水準はまだ低いが、高い成長性を秘めた国々を示します。

新興国株式インデックスファンドでは、新興国の株式市場全体に投資を行いますが、ファンドにより少し違いがあります。

  • eMAXIS Slim新興国株式インデックス
  • SBI新興国株式インデックスファンド

の違いを見ていきましょう。

国や地域別構成比率の違い

同じ新興国株式インデックスファンドでも、連動させる指数(インデックス)が異なると国や地域の構成比率が変わります。

「eMAXIS Slim新興国株式」と「SBI新興国株式」の連動指数は次の通りです。

新興国株式ファンド連動する指数
eMAXIS Slim新興国株式MSCIエマージング・マーケット・インデックス
SBI新興国株式FTSEエマージング・インデックス

ともに新興国の中大型株を対象として、株式市場全体に投資します。

また、時価総額加重方式を採用していますので、約40%が中国への投資となります。

2つのファンドの国や地域別構成比率は次の通りです。

eMAXIS Slim新興国株式インデックスの国・地域別構成比率

(2021.7.21使用開始の交付目論見書より作成)

SBI新興国株式インデックスファンドの国・地域別構成比率

(2021.6.30のSCHEのFact Sheetより作成)

新興国株式インデックスの大きな違いは韓国を含むかどうかです。

  • eMAXIS Slim(MSCI):韓国を含む
  • SBI(FTSE):韓国を含まない

この違いにより、SBI新興国株式は、中国、台湾、インドの比率が高くなっています。

エマージング(emerging)とは、「新らたに発生した」(新興)と言う意味です。

ファンドの仕組みの違い

「eMAXIS Slim新興国株式」と「SBI新興国株式」はファンドの仕組みも違います。

eMAXIS Slim新興国株式インデックス

eMAXIS Slim新興国株式インデックスの仕組み

「eMAXIS Slim新興国株式」はマザーファンドを通じて新興国株式に投資します。

これはファミリーファンドと呼ばれる方式です。

複数の新興国株式ファンド(ベビーファンド)の資金をマザーファンドに集めて資産額を大きくし効率良く投資を行う仕組みです。

SBI新興国株式インデックスファンド

SBI証券新興国株式インデックスファンドの仕組み

「SBI新興国株式」はマザーファンドからETFを経由して新興国株式に投資します。

これはファンド・オブ・ファンズと言う仕組みです。

eMAXIS Slimに比べ、ETFを経由するため、手数料が増える気がしますよね。

投資対象のETF「シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティ ETF(SCHE)」は資産規模が1兆円以上あり、低コストで運用されています。

このため、マザーファンドが直接株式を売買するより運用コストを低減できる可能性があります。

新興国株式インデックスファンド比較

「eMAXIS Slim新興国株式」と「SBI新興国株式」の資産規模と運用コストを比較してみます。

総資産額の比較

新興国株式ファンド設定日純資産額
eMAXIS Slim新興国株式2017年7月31日約890億円
SBI新興国株式2017年12月6日約140億円

(2022年4月30日時点、楽天証券 投信スーパーサーチ調べ)

「eMAXIS Slim新興国株式」は「SBI新興国株式」の約5.6倍の純資産額となっています。

資金が多く集まっている「eMAXIS Slim新興国株式」の方が人気が高いと言えます。

運用コストの比較

インデックスファンドには主に2つの運用コストがあります。

  • 委託、販売、受託会社の報酬(信託報酬)
  • 株式保管や監査費用など(その他費用)

まずは、信託報酬を比較してみましょう。

信託報酬

新興国株式ファンド信託報酬備考
eMAXIS Slim新興国株式0.187%2020年9月25日に変更
SBI新興国株式0.176%

信託報酬は「SBI新興国株式」の方が0.011%低くなっています。

ただし、「eMAXIS Slim新興国株式」は純資産額に応じて信託報酬が下がる仕組みを採用しています。

純資産額信託報酬
500億円未満の部分0.18700%
500億円~1,000億円の部分0.18645%
1,000億円以上の部分0.18590%

しかし、これを含めても、「SBI新興国株式」の方が若干有利ですね。

総経費率

次に信託報酬に株式保管や監査費用など(その他費用)を加えた総経費率を比較してみます。

総経費率は運用期間毎に算出され、各ファンドの運用報告書に記載されています。

新興国株式ファンド総経費率運用期間
eMAXIS Slim新興国株式0.30%2020年4月28日~2021年4月26日
SBI新興国株式0.19%2020年11月13日~2021年11月12日

「SBI新興国株式」の方が0.11%総経費率が低くなっています。

しかし、「eMAXIS Slim新興国株式」は、運用期間の途中で信託報酬を下げています。

(2020年9月25日に信託報酬を0.2079%から0.187%に変更)

今期は、低い信託報酬が運用期間全体に反映されますので、総経費率の差は縮まると思います。

運用報告書に記載された総経費率を比較する場合は運用期間が異なるので注意が必要です。

新興国株式インデックスファンドの成績

「eMAXIS Slim新興国株式」と「SBI新興国株式」の違いや運用コストを比較しました。

運用成績はどの程度違うのでしょうか。

実際に積立投資を行い比較してみました。

  • 積立開始:2021年4月20日
  • 積立金額:毎月20日毎に1,000円

3か月後の運用成績

約3か月後、2021年7月31日時点での運用成績は次の通りです。

新興国株式インデックスファンドの3か月投資結果

投資金額は4,000円(積立4回分)、約3か月間での運用利回りは

  • eMAXIS Slim新興国株式:-2.3%
  • SBI新興国株式     :-2.5%

です。残念ながらどちらもマイナスでした。

これは2021年7月下旬に中国当局による教育業界などへの規制強化があり中国株が大幅安となった影響を受けたものと考えられます。

「eMAXIS Slim新興国株式」の方がマイナス幅が小さいのは、「SBI新興国株式」に比べ中国比率が少ないからと思われます。

6か月後の運用成績

(2021年10月30日追記)

6か月後の2021年10月30日時点での運用成績は次の通りです。

新興国株式インデックスファンド、6か月後の運用成績

投資金額は7,000円(積立7回分)、約6か月間での運用利回りは

  • eMAXIS Slim新興国株式:+1.8%
  • SBI新興国株式     :+2.9%

となります。

「SBI新興国株式インデックスファンド」の利回りが1.1%高い結果となりました。

この3か月、韓国の株価指数が低下傾向ですので、韓国を含む「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」はこの影響を受けたのかもしれません。

9か月後の運用成績

(2022年1月31日追記)

9か月後の2022年1月31日時点での運用成績は次の通りです。

新興国株式インデックスファンド、9か月後の運用成績

投資金額は10,000円(積立10回分)、約9か月間での運用利回りは

  • eMAXIS Slim新興国株式:ー2.9%
  • SBI新興国株式     :-1.3%

となります。

「SBI新興国株式インデックスファンド」の利回りが1.6%高い結果となりました。

世界的な株価調整局面に入り、運用利回りはマイナスになりましたが、韓国を含まないSBIの方が利益が高いようです。

1年後の運用成績

(2022年4月30日追記)

1年後の2022年4月30日時点での運用成績は次の通りです。

新興国株式インデックスファンド1年後の運用結果

投資金額は13,000円(積立13回分)、約1年間での運用利回りは

  • eMAXIS Slim新興国株式:ー4.1%
  • SBI新興国株式     :-1.7%

となります。

「SBI新興国株式インデックスファンド」の利回りが2.4%高い結果となりました。

世界情勢の大きな変化もあり、運用利回りはマイナスになりましたが、SBIの方が利益が高く、eMAXIS Slimとの差も開きました。

SBI新興国株式の利回りが高い

新興国株式インデックスファンドは
  • eMAXISは韓国有り、SBIは無し
  • eMAXISの方が人気は高い
  • 運用コストはSBIが優秀
  • 1年間の運用成績はSBIが良い

「eMAXIS Slim新興国株式」と「SBI新興国株式」はどちらも運用コストが低くおすすめのファンドです。

選ぶ場合には、韓国を含めるかどうかを検討すると良いと思います。

韓国を含めない「SBI新興国株式」は、その分、中国、台湾、インドなどの比率が高くなります。

1年間の運用結果は「SBI新興国株式インデックスファンド」が良い結果となりましたが、このまま続くかはわかりません。

引き続き、積立投資を行い検証していきたいと思います。

以上、参考になれば幸いです。


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