【インフラファンドの今後】7銘柄の今後の利益を3つの視点で比較 | ひろにの投資計画

【インフラファンドの今後】7銘柄の今後の利益を3つの視点で比較

【インフラファンドの将来性】7銘柄の今後の利益を3つの視点で比較インフラファンド

インフラファンドは太陽光発電所により利益を上げている投資信託です。

国の固定価格買取制度(FIT)により安定した利益が得られます。

しかし、この制度は20年限定となっており、いずれ終わりが来ます。

また、インフラファンドは減価償却費を原資として利益超過分配金を出しています。

これにより、高利回りを実現していますが、減価償却が完了すれば原資は無くなります。

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これらがインフラファンドの将来性を考える上での最大のリスクであり、投資をためらう方も多いのではないでしょうか。

でも、固定価格買取制度(FIT)や減価償却は期限が決まっているので、予測することができます。

その他、利益に影響を与える借入金の返済も含め、インフラファンド7銘柄の今後を比較してみました。

なお、本記事は下記の資産運用報告書をもとに記載しています。
・タカラレーベン・インフラ投資法人:第10期資産運用報告
・いちごグリーンインフラ投資法人:第5期資産運用報告
・日本再生可能エネルギーインフラ投資法人:第8期資産運用報告
・カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人:第7期資産運用報告
・東京インフラ・エネルギー投資法人:第6期資産運用報告
・エネクス・インフラ投資法人:第3期資産運用報告
・ジャパン・インフラファンド投資法人:第2期資産運用報告

①借入金の返済完了により利益増
②固定価格買取の終了は2033年から
③現在の減価償却率は最大19.4%
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インフラファンド7銘柄の借入金の返済期限を比較

インフラファンドが太陽光発電所を取得する場合は投資家から集めた資本金に加え、銀行等から借入を行います。

インフラファンドは、これまで、増資と同時に借入を行い、太陽光発電所を増やしてきました。

現在は借入金が増えている段階です。

でも、借入金はいずれ返済が完了し、それまでの返済額は利益に変わります。

借入期間の多くは10年となっており、固定価格買取制度(FIT)や減価償却が完了する前に返済を終えます。

よって、借入金の返済後にインフラファンドの利益は最大化するのではないでしょうか。

各インフラファンドの借入金の額と返済期限は次の通りです。

証券
コード
インフラファンド上場日2021年2022年2026年2027年2028年2029年2030年2031年2036年2037年2038年
9281タカラレーベン
インフラ投資法人
2016年
6月2日
3,1397,8382,5719,3685,150
9282いちごグリーン
インフラ投資法人
2016年
12月1日
5,0941,214
9283日本再生可能エネルギー
インフラ投資法人
2017年
3月29日
6903,8256,1128,9173,540
9284カナディアン・ソーラー
インフラ投資法人
2017年
10月30日
5,22962313,1886,995
9285東京インフラ
エネルギー投資法人
2018年
9月27日
8304,5846,901
9286エネクス・
インフラ投資法人
2019年
2月13日
3,40024,5009,2621,144
9287ジャパン
インフラファンド投資法人
2020年
2月20日
7704,5965,700

(借入金の額は資産運用報告書に記載されている期末残高を示しています。)
(単位:百万円)

各インフラファンドの借入金の返済期限は2026年~2031年に集中しています。

この時期にインフラファンドの利益は増加すると推測できます。

上場日の早い

タカラレーベン・インフラ投資法人
いちごグリーンインフラ投資法人

返済終了は2026年から始まります。

逆に上場日の遅い

エネクス・インフラ投資法人
ジャパン・インフラファンド投資法人

返済終了は2030年からです。

これは借入を開始した時期に違いがあるからですね。

なお、「カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人」などは2021年、2022年にも返済期限があり、少し早く利益が増加するかもしれません

インフラファンド7銘柄の固定価格買取制度(FIT)終了時期を比較

固定価格買取制度(FIT)の認定は太陽光発電所ごとのため、終了時期も発電所ごとに異なります。

固定価格買取制度(FIT)が終了した太陽光発電所は、電力の市場取引に移行し、電気の買取価格は大きく低下すると思われます。

いつ頃から、固定価格買取制度(FIT)が終了する太陽光発電所が出てくるのでしょうか。

固定価格買取制度(FIT)が終了する太陽光発電所の割合をグラフにしてみました。

インフラファンドの固定価格買取制度(FIT)終了時期の比較

各太陽光発電所の固定価格買取制度(FIT)終了時期をもとに太陽光パネル出力の加重平均で算出しています。

インフラファンドが保有する太陽光発電所の固定価格買取制度(FIT)の終了は2033年から始まります。

全ての太陽光発電所で固定価格買取制度(FIT)が終了するのは2040年になります。

よって、2033年~2040年にかけて、インフラファンドの利益は低下していくと予想されます。

なお、「いちごグリーンインフラ投資法人」が最も早く、2036年に全ての太陽光発電所で固定価格買取制度(FIT)が終了します。

また、「エネクス・インフラ投資法人」は固定価格買取制度(FIT)の適用期間が長く残っている太陽光発電所の割合が高くなっています。

インフラファンド7銘柄の減価償却率を比較

インフラファンドは太陽光発電所の減価償却費を原資として利益超過分配金を投資主に配分しています。

この利益超過分配金を含めインフラファンドは高配当を維持しています。

しかし、減価償却はいずれ終了します。

減価償却期間はインフラファンドにより異なりますが、概ね15年~25年となっています。

太陽光発電所の減価償却は定額法で行われるため、決算期毎に一定額が償却されていきます。

減価償却はどこまで進んだのでしょうか。

各インフラファンドの減価償却率を比較してみます。

証券
コード
インフラファンド減価償却率耐用年数の基準
(機械および装置)
(太陽光発電設備)
9281タカラレーベン・インフラ投資法人12.4%19~23年など
9282いちごグリーンインフラ投資法人19.4%16.83~18.83年
9283日本再生可能エネルギーインフラ投資法人11.0%5~25年
9284カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人11.1%22~25年
9285東京インフラ・エネルギー投資法人5.6%17~23.25年
9286エネクス・インフラ投資法人8.4%15.5~24.3年
9287ジャパン・インフラファンド投資法人4.0%6~23年

「いちごグリーンインフラ投資法人」の減価償却率が19.4%で一番高くなっています。

これは、新しい太陽光発電所を取得せず、上場当初の古い発電所が多いため、減価償却が進んでいるものと思われます。

また、耐用年数が他のインフラファンドに比べ短く設定されているのも理由の1つと考えられます。

その他、

東京インフラエネルギー投資法人
エネクス・インフラ投資法人
ジャパンインフラファンド投資法人

の減価償却率が低いのは、上場してから日が浅く、減価償却の回数が少ないためです。

なお、多くのインフラファンドは増資等を行い、新しい太陽光発電所を取得しています。

新しい太陽光発電所を取得すると資産が増えるため、減価償却率は低下します。

よって、減価償却は長期に渡り維持されるのではないでしょうか。

まとめ

・2026年~2031年:借入金の返済が完了していきインフラファンドの利益が増えていく。

・2033年~2040年:固定価格買取制度(FIT)終了とともにインフラファンドの利益が減っていく。

・減価償却費を原資とした利益超過分配金は、長期に渡り維持される。
(減価償却完了により原資は減るが、太陽光発電所の新規取得により原資が増えるため)

と予測されます。

インフラファンドが太陽光発電所のみに投資を続ける場合は、今後10年程度が利益の増えていく期間ではないでしょうか。

しかし、もともとインフラファンドの投資対象は太陽光発電所だけではありません。

今後10年の間に太陽光発電所以外のインフラ資産に投資を拡大し、インフラファンドの利益が維持されることを期待しています。

以上、参考になれば幸いです。

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