【米国?・世界?】外国株インデックスファンドについて

【米国?・世界?】外国株インデックス投資について外国株(インデックス)

資産の何割かは外国株などの日本以外の資産に投資することが良いといわれています。

でも、外国株は情報も少ないですし、初心者にはなかなか手を出しずらいのではないしょうか。

外国株インデックスファンドなら個別株に関する知識が必要なく、少額から投資できるため、初心者でも簡単に外国株への投資を行うことができます。

そんな外国株インデックスファンドについて調べてみました。

①インデックスファンドとは指数に連動する投資信託。少額から分散投資が可能
②外国株インデックスファンドの種類は先進国、新興国、米国、全世界など
③選定のポイントはリスクとリターン、手数料、人気は先進国、米国
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インデックスファンドとは

インデックスファンドとは、ある決められた指数(インデックス)にしたがって株などを保有する投資信託(ファンド)です。

指数にはいろいろなものがあり、日本株を対象とした株価指数としては

「日経平均株価(日経225)」:日本経済新聞社が選定する東証一部に上場の225銘柄

「東証株価指数(TOPIX)」:東京証券取引所に上場するすべての銘柄(2000以上)

が有名です。

インデックスファンドとは、簡単に言うと誰かに作ってもらったルールまたは市場全体に投資する投資方法です。

メリットとしては

・個別の株に関する知識が必要ない
・簡単に分散投資が可能
・少額で購入が可能(100円から)
・手数料が安い

デメリットとしては

・短期間で大きなリターンを得ることは難しい

という特徴があります。

積み立て投資や長期投資に向いています。

外国株インデックスファンドの種類

外国株のインデックスファンドは、国や地域別に先進国、新興国、米国、全世界を対象にしたものがあります。
それぞれの特徴は次の通りです。

先進国株

米国、日本、イギリス、フランスなどの株式に投資します。

経済が発展しており、市場規模も大きく、法整備などの投資環境が整っているという特徴があります。

新興国株

中国、台湾、韓国、インド、ブラジルなどの株式に投資します。

経済水準はまだ低いものの、今後の成長が見込まれる国々です。

政情が不安定な国もあり、成長がそのままリターンとして回収できるかわからない面もあります。

米国株

米国は世界最大の経済大国であり、成長性も兼ね備えた国です。

世界の株式時価総額の半分以上は米国が占めています。

米国株式市場全体やS&P500の銘柄に投資するファンドが有名です。

全世界

その名の通り、世界中の国と地域に投資します。

全世界株式のインデックスファンドである「eMAXIS Slim 全世界株式」の場合、構成比率は下記の通りです。

全世界となっていますが、時価総額の基準で投資されるため、アメリカが56.6%、アメリカを含めた先進国が88%の比率で投資されます。

全世界株式インデックスの国、地域別構成比率

(出典:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)交付目録見書)

選定のポイント

主な選定のポイントをまとめてみました。

リスクとリターン

先ほど説明した4つのインデックスファンドについて、騰落率の幅と平均を比較します。
(2015年5月末~2020年4月末の騰落率比較)

・先進国株:+34.1%~-17.5% 平均+7.5%
・新興国株:+37.2%~-27.4% 平均+3.5%
・米国株(S&P500):+36.4%~-14.1% 平均+9.8%
・全世界株:+32.8%~-20.0% 平均+6.5% 

 引用元:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)交付目論見書

直近では米国株(S&P500)のリスク(騰落率の幅)が小さく、リターン(平均上昇率)が高いと言えます。

ただし、今後も同じように推移するかはわかりません。

手数料の比較

インデックス(指数)が同じであれば基本的に同じ銘柄を保有しています。

同じインデックスのファンドが複数ある場合、運用成績の差はほぼ手数料の差と考えられますので、手数料は少ない方が良いと思います。

手数料は大きく4つの種類があります。

購入時手数料

ファンドを購入したときに販売会社に支払う手数料です。

ネット証券等ではこの手数料を0円とするものも多いです。

信託財産留保額

ファンドを解約する際に支払う手数料です。

この手数料も0円となっているものがあります。

信託報酬

ファンドを保有している期間中に支払われる管理費用です。

予め資産の一定割合が決められています。

その他の費用・手数料

ファンド内で株式等を売買したときの手数料や監査を受けるための費用、その他事務処理に係る費用などがあります。

なお、これら費用はファンドを運用した結果として発生しますので、運用後でないと金額が分かりません。

「隠れ費用」とも言われ、同じインデックスのファンドでも差が出てくるところです。

人気のインデックスファンド

先進国、新興国、米国、全世界の4つのインデックスファンドがあるeMAXIS Slimシリーズの純資産総額を比較すると

・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス:約1,574憶円
・eMAXIS Slim 振興国株式インデックス:約 516憶円
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):約2,547憶円
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):約 924憶円    


となっています。(2021年1月29日現在)

「純資産額が大きい」=「多く購入されている」と考えると、先進国株や米国株のインデックスファンドに人気がありそうですね。

以上、参考になれば幸いです。

米国株式(S&P500)のインデックスファンドについてはこんな記事も書いています。
【米国株】S&P500インデックスについて投資方法を比較